[iOS] TestFlight 全工程解説 2016年春 【テスター編】

[iOS] TestFlight 全工程解説 2016年春 【テスター編】

Clock Icon2016.04.25

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はじめに

こんにちは!タミー・トッキーこと田宮です!

TestFlight内部テスト外部テストの実施方法について、順を追って見ていくこのシリーズ。

前回は、テスト実施に必要な操作を、テスト配信側に絞って辿って行きました。

[iOS] TestFlight 全工程解説 2016年春 【配信編】 | Developers.IO

後半の今回は、テスター側で必要な操作を見ていきます。

なお、公式ドキュメントは以下になります。

TestFlight Beta Testing (Optional)

目次

1. TestFlightアプリの準備

テスターは事前に、テストアプリをインストールするための専用アプリTestFlightをインストールし、Apple IDでサインインしている必要があります。

インストール

まず、TestFlightアプリをインストールしましょう。

後ほど、このアプリを使って、テスト対象のインストールすることになります。

規約への同意

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いったん、TestFlightを立ち上げてみましょう。このような画面が表示されたでしょうか。もし、ここでアプリ一覧が表示された場合、すでにサインインまで完了しています。テスト対象アプリのインストール の項目までスキップしてOKです。

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iTunes Connect からこのようなメールが送られてきているかと思います。確認し、activate your accountをクリックします。ちなみに、メールを開くのは MacPCでも、iPhoneでもOKです。

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ブラウザが開き、このような画面になります。必要情報を入力します。すでにこのApple IDをストアで利用したことがある場合、この画面は表示されません。

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iTunes Connectの規約が表示されるので、チェックボックスにチェックを入れ、[Accept]を選択します。

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iTunes Connectのログイン画面が表示されたら成功です。ここでログインする必要はありません。

2. サインイン

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TestFlightアプリを起動しましょう。

起動し、[Sign In]が表示されたら、タップします。

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Apple IDのアカウント情報を入力し、[OK]をタップします。問題なければ、サインインが完了し、テスト対象アプリの一覧が表示されます。

Apple IDをストアで使ったことがない場合

TestFlightで利用するApple IDは、ストアで利用可能な状態である必要があります。

今回テスト用にApple IDを作成した流れでここまで来た場合など、ストアではまだ使ったことがない場合、ストア用の決済情報など、様々な情報を入力する必要があります。

順を追って見てみましょう。

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[レビュー]をタップします。

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あなたが居住している国・地域を選択します。

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利用条件とプライバシーポリシーを確認し、[同意する]をタップします。

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請求先情報を入力します。ここで、決済方法(クレジットカード番号、または iTunes Card / iTunesギフトのコード)を入力します。「なし」という項目が出現する場合があります。その場合、このApple IDを今後購入に使う予定がないのであれば、これを選択しておきましょう。

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以下、請求先の名前、住所、電話番号を入力します。

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この画面になったら、[終了]をタップします。

TestFlightアプリの画面に戻ります。改めてサインインしましょう。

3. テスト対象アプリのインストール

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サインインが完了すると、現在テスト可能なアプリ一覧が表示されます。テストしたいアプリをタップし、詳細を表示します。

右上のボタンをタップしてインストールしましょう。初めてそのアプリをインストールする場合は[ACCEPT]と表示されます。2回目以降は、[INSTALL][UPDATE]と表示されるでしょう。

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しばらくすると、アプリがインストールされ、ホーム画面に表示されます。ちなみに、TestFlightからインストールしたアプリについては、タイトルの左側にベータ版であることを示す、赤い丸が表示されます。

4. アプリ実行

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あとは、普通にアプリを起動することが出来ます。

5. 配信側へのフィードバック

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TestFlightのアプリ詳細画面にSend Feedbackというボタンが有ります。コレをタップします。

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[OK]をタップします。

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すると、メール送信画面になります。宛先にはあらかじめテスト配信側のメールアドレスが入力されています。テストの結果や気になったことなどを、簡単に報告することが出来ます。

また、 device_information.txt ファイルが自動で添付されます。このファイルの中には、デバイスの種類やiOSのバージョン情報などが入っており、テスト配信側が状況の把握をしやすくなっています。一例を以下に示します。

App Information:
App Name: Super Triller
App Version: 3.0.1 (3.0.1)
Installed App Version: 3.0.1 (3.0.1)

Device Information:
Device: iPhone8,1
iOS Version: 9.3.1
Language: ja-JP (日本語 (日本))
Carrier: ドコモ
Timezone: JST
Architecture: N/A
Connection Status: WiFi
Paired Apple Watch: Apple Watch - Watch OS 2.1 (13S661)

記入が完了したら、[送信]をタップします。

6. アプリ配信の通知

すでにテストユーザとして登録が完了している状態で、アプリが配信された場合、通知がされます。

メール

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別のバージョンのテストビルドが新たに配信された時など、このようなメールが飛んできます。

TestFlightのプッシュ通知

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また、TestFlightアプリを介して、プッシュ通知も送られてきます。

7. まとめ

いかがでしたでしょうか?手順をテスターの方に事前に伝えておくと、スムーズに進めることが出来ると思います。

TestFlightは時に操作方法がアップデートされます。このブログを元に確認され、テスターの方にお伝えいただけると、より確かかと思います。

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